wakami外伝

山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。

柴原温泉

伊古奈荘をチェックアウトし、2泊目の宿である奥秩父の秘湯、柴原温泉を目指した。

東富士五湖道路に向かって下道を走っていると裾野市に入ったところで豪雨に見舞われた。
ハンパない量の雨で側溝からは雨水が溢れ出て車道が川のように流れ始めた。
標高の高い上り路で両側に高い山がなかったので災害に巻き込まれる心配はないと思ったが
視界も悪く本当に怖い思いをした。

最短距離で行きたかったが、安全のため富士山の脇を通るのは避け、東名で厚木方面に
迂回して中央道から関越に入り、花園ICから秩父鉄道に沿って下道で奥秩父に到着。
予定より遅れたが午後3時半に無事チェックインできた。

旅館についてからニュースを見ると裾野市の昼間の降水量はなんと120ミリだった。


かやの家は柴原温泉に2件ある旅館の一つで、国道140号の途中から細い道を北へ上った
山間に建っている。



いつ建てられたか知らないが木造2階建ての中は新しく清潔で、廊下も部屋もすべてが
広くゆったりしたサイズで作られていて、ぜいたくな気分になる。

お湯は単純硫黄泉を沸かしていて、ほんのりと黄色く濁っているが匂いも味もほとんど
ない。露天も内風呂もぬるめの温度で長く入ることができた。
浴槽はすべて榧の木(かやのき)で作られていて肌触りが柔らかく気持ちがよい。

部屋は2Fに上がった12畳半の和室で、入口もバス・トイレも洗面もすべてがゆったり
作られている。段差も少なくバリアフリーを意識しているのだろうか。




食事は朝夕とも部屋食で、ご主人がこの辺りで採ってきた山菜や川魚を中心に順番に
運ばれてくる。どれも美味で量的にもほどよい感じで、地元のワインや日本酒もあり
かなり飲んでしまった。

布団が敷かれた後には夜食におにぎりが運ばれてきた。満腹だったが無理して食べた。
朝食には大好物の湯豆腐が出てきてご飯を3杯も食べてしまった。


いままで色んな温泉宿に泊まったが、ここは連泊したい宿の一つだ。

チェックアウトのとき日本秘湯の会のスタンプ帳をもらった。
3年間で10個貯めると、過去に泊まった宿のいずれかに無料で1泊できるらしい。
ここには休みを作ってまた訪れたい。



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自分のつたない舞を通じてひとりでも多くの人が上方舞のすばらしさを知ってくれたら、と日々妄想しています。

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