コロナをきっかけに、全国の学校でオンライン授業が実施されるようになった。
カルチャースクールでもオンラインに移行した講座がいくつもある。
自分はコロナ以前から、オンライン・レッスンを導入している三味線の先生を知っている。
オンラインなら日本全国、いや世界中の生徒がレッスンを受けることができるようになる。
生徒はいちいち教室に通う必要がないし、先生にとっても生徒が一気に増える可能性が
あるからやる価値はある。
実際その教室でオンラインの生徒が何人いるのか、その生徒たちがどの程度まで上達したか
は知らない。
三味線、唄、踊りにオンライン・レッスンを導入する場合、できることには限りがある。
スクーリング併用ならまだしも、完全オンラインによる習得は、特に初心者の場合は
極めて困難だ。対面で直にやって見せないと伝えられないことが色々あるのだ。
一方、オンラインだけである程度の成果が期待できるものもある。
たとえば料理とか、
・・・
と、ここまで書いて「ちょっと待て。踊りもイケるかも!?」と思い始めた。
直にやって見せないと伝わらないことがあるとして、それが必要な人って、誰?
それは、「ホントに上手くなりたい」人です。
だからエキスパートを目指す人だけ、優秀な先生に直に個人授業してもらったらよい。
ただ楽しみで始めたい人は、オンライン・レッスンで十分。
それで意欲が出てきたら、スクーリングに変更すればよい。
オンライン・レッスンは業界の衰退に歯止めをかけ、裾野を広げるキッカケになるやも
しれぬ。
けど、自分はやりません。たぶん。。