母が11月の舞台に臨むにあたり、自分のイメージづくりの参考に、誰の舞台でもいいから
娘道成寺を通しで見たいというので、玉三郎のDVDをプレゼントした。
母に送る前に続けて二度見た。
玉三郎の娘道成寺を始めから終わりまでちゃんと見たことがなかったが、なぜもっと早く
見なかったかと後悔するほど、それはそれは素晴らしいものであった。
とにかく所化の踊りを除いても1時間近くある玉三郎の踊りの最初から最後まで、ずっと
感動した状態が続くのである。
どうしたらこんなことができるようになるのだろうか。
日本舞踊の新たな可能性を、遅ればせながら発見した心地であった。