一昨日、大阪の文楽劇場で開催された「若峯董 舞の会」に伺った。
地唄ばかり8題が2時間半にまとめられた見ごたえのある舞踊会だった。
会場でもらったパンフレットのあいさつ文の中で、峯董先生が四世宗家の言葉を
引用されていた。
「男の舞手は袴を着けて凛として」
「足元は行儀よく」
「呼吸の活き殺して形を決める」
同じことを聞いても、どう感じるか、どう考えるかは人それぞれ。
だがもし志同じくする者が同じ舞台に立ったなら、容姿や技量は全く違っても
そこに共通する雰囲気、ココロ、魂、のようなものを観客は感じるはずだ。
それが流儀の色。