山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。
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我が家では長年、元日にはおせち料理のほかに祝い鯛を一人一匹食べる。
ただこの数年は調達先に苦労していて、百貨店で買うと小さくて高いし通販も今ひとつ。
それでネットであちこち調べて見つけたのが、岐阜羽島のすし処左門。
昨年末に初めてこちらで祝い鯛を五尾注文した。
良心的な値段ながら25cmくらいの立派な天然鯛で、身はふっくらと柔らかく素晴らしかった。
写真を取り忘れたのが残念。。
2日の夜には東京に戻ったが二日酔いで具合が悪い。
元日に餅をひとつ食べたきりで、鯛と刺身をつまみながらひたすら飲んでいたのが
良くなかった。
3日は何の予定もなかったので、駅伝を観ながら正月用に買っておいた紅寿を2合ほど飲み、
夜はテレビで映画を観ながらビールを飲み、そしてすき焼きを食べた。
今朝体重をはかったら暮れからちょうど1kg増量、心配したほど太ってない。
心残りは毎年行っている手力雄神社に初詣できなかったことくらいか。
最近の正月三が日はあっという間に過ぎる。
大人になってからは何をするともなく、ただ酔っ払って、酔いが醒めたら終わっている。
数年前から年賀状の作成には日本郵便の「はがきデザインキット」を使っている。
毎年コンテンツが更新されて送付先の管理もできて無料なのでとても重宝している。
今年出す分はわずか30分で作成できた。
三十代の頃までは自分で絵を描いて一日かけてプリントゴッコで印刷していたのが懐かしい。
やりとりする枚数はめっきり減った。
いずれ年賀状出さなくなるかもしれない。
お年玉くじの賞品は相変わらずで、1等は現金30万円、100万本に1本の割合だそうだ。
今年は少しだけ奮発して東京2020オリンピックの寄付金つき年賀ハガキを買った。
マスコットの絵がジャマで差出人の欄にゴム印が押せないことに買ってから気づいた。
亡くなった祖母によるとこのフレーズには後があって、
「芸が身を助ける、身の不幸」 という。
ネットで調べたら「芸が身を助けるほどの不仕合せ」というのがオリジナルらしい。
道楽で身につけた芸事で生計を立てねばならない状況は不幸、というわけだ。
伝説のロックギタリスト、ジミ・ヘンはかつて、金持ちになったら本物のブルースは
演奏できないのでは、と問う記者に対して、
「金があればあるほどブルースはいい音が出るんだぜ」
と言い放ち、多くのロック少年を魅了した。
遊びや楽しみのためにする茶の湯、踊り、三味線などを「遊芸」という。
遊芸を極めることが至芸につながる。
「芸が身を助ける」状況で披露される芸は、遊芸と対極にある悲しい芸。
所用で大阪は河内小坂のビジネスホテルに一泊した。
難波から近鉄電車に乗って鶴橋より東へ行くのは初めてだ。
夕方ホテルに戻り、周辺をブラブラ歩いて見つけた居酒屋に入った。
あまりお腹が空いてなかったので、美味しそうなもの2~3品とビールで済まそうと
ぎっしり書かれたメニューを丹念にチェックしていくと「ショウガ天」があった。
これで思い出したのが、以前テレビで大阪の串カツランキングというのを見たとき、
自分が一度も食べたことないネタ「紅ショウガ」がトップ3に入っていたことだ。
しいたけ、れんこん、アスパラ、豚肉、エビ、・・・
馴染みの串カツのネタの中に異質な「紅ショウガ」がランクインしているのだ。
で、紅ショウガの天ぷら(串カツではない)、それにくじらベーコンと湯豆腐を頼んだ。
もともとショウガ好きというのもあるが、これが感動の美味しさで、
「さすが大阪」と、ひとりごちる。
この店の天ぷらはどれも揚げたてなので一層美味しい。
次いつ食べられるかわからないので、天ぷらをおかわりした。
店のオバチャンに「また紅ショウガ~?」と笑われた。
まだまだ自分が知らない美味いものが日本には沢山ある。
とりあえず今度は串カツの紅ショウガを食べてみよう。