山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。
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亡くなった祖母によるとこのフレーズには後があって、
「芸が身を助ける、身の不幸」 という。
ネットで調べたら「芸が身を助けるほどの不仕合せ」というのがオリジナルらしい。
道楽で身につけた芸事で生計を立てねばならない状況は不幸、というわけだ。
伝説のロックギタリスト、ジミ・ヘンはかつて、金持ちになったら本物のブルースは
演奏できないのでは、と問う記者に対して、
「金があればあるほどブルースはいい音が出るんだぜ」
と言い放ち、多くのロック少年を魅了した。
遊びや楽しみのためにする茶の湯、踊り、三味線などを「遊芸」という。
遊芸を極めることが至芸につながる。
「芸が身を助ける」状況で披露される芸は、遊芸と対極にある悲しい芸。