山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。
ある人と話をしていて久しぶりにこの言葉を聞いた。
憧れの先生について、そっくりそのまま同じようにやろうとしても、仮に奥義をすっかり
伝承されたとしても、まったく同じにはならない。
見た目も性格も考え方も異なれば、どう頑張っても同じになるはずがない。
「蛙の子は蛙」という。だが「トンビが鷹を生む」という言葉もある。
先祖に名人がいたからといって、その子孫の誰かが名人になるとは限らない。
血筋は関係ないのだ。
親や祖父母から受け継げるのは「ジバン、カンバン、カバン」だけ。
肝心の芸の才能は受け継がれない。
「この世界に片足突っ込んだら、上手になるしかないんやで」
行く先に迷ったら思い出す言葉。