山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。
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芸能の世界にいわゆる名人がいたのは明治まで、と聞いたことがある。
昔の名人芸を生で観たり聴いたりすることはもはやできない。
映像や音源が残っていればその端緒に触れることくらいはできるが、
ほとんどの名人芸は記録にも残っていない。
戦後、日本の伝統芸能をないがしろにして伝え残す努力を怠ったことは
大きな損失だ。
本当の名人のいる時代を生きた大先輩から当時の話を伺ったり、
もし自分の芸を見てもらうことができるなら、今しかできない貴重な
体験になる。
名人芸をお手本と呼ぶなら、生きたお手本とそれを知る人はほとんど
消滅してしまった。
これからの人は別の道を探すか、自分で新たに作り出さねばならない。