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wakami外伝

山村若三のブログ。メモ代わりに気が向いたときに思いついたことを記録します。

徒然なるままに

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徒然なるままに

昔、誰かが何かに書いていた(すっかり忘れました)記事の中に、
サラリーマンの夢の話があった。


- あなたは何のために働いているのですか?
「夢をかなえるためです。」

- 夢とは何ですか?
「いつか南の島で自由にのんびり暮らしたいんです。」

- いつまでに実現したいですか?
「10年後。遅くとも定年までには実現したいです。
 そのためには一生懸命働いてお金を稼がないといけません。」


・・・  これだとこの人は一生夢を叶えられない、と言うのです。

南の島で暮らせるだけでいいなら今すぐにできる。
例えばサモアの人々は老若男女、南の島で生活しているではないか。
現地の人々と同じ造りの住居に住み、タロイモを作って自給自足の生活をするなら
蓄財しなくとも今すぐできるのではないか、と。

おそらくこのサラリーマンはそういうのは嫌で、南の島という場所で
なに不自由ない生活がしたいのでしょう。


一方、南の島ではないが、日本の地方に一人で住み退職金で細々と暮らしながらも
悠々自適な人生を送る知人がいる。
スケジュールはいつもほとんど空いていて、そのときにやりたいと思ったことをする。
私から見ればまるで仙人のような生活をしている。
いつ会っても「人生を贅沢に生きているなぁ」と羨ましくなる。


私にはとても同じことはできない。私は欲の塊(かたまり)だから。

あれもしたい、これもしたいと思いつつ、思い通りにならないから悩み苦しむ。
ストレスで病気になるんじゃないかと心配し、憂さ晴らしに大酒を飲み後悔する。
自分へのご褒美だと言い聞かせて景気づけに大きな買い物をして妻に責められる。

こういう些細な出来事に一喜一憂しながら私は生きている、いや生かされている。


徒然なるままに仙人みたくその日暮らし、というのには憧れるけど、
南の島と一緒で、はかない夢だ。



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wakami
性別:
男性
自己紹介:
自分のつたない舞を通じてひとりでも多くの人が上方舞のすばらしさを知ってくれたら、と日々妄想しています。

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